人の移乗介助は実際に体験してみると、想像以上に重く大変であることが分かりました。もし火災や地震が実際に起きた際に多くの施設患者を限られた時間内で安全な場所へ移送することを考えると想像を絶してしまいます。その為には人数と道具が必要になります。そのリソーセスが十分でない施設はたくさんありますが、実際に起きていないからこそその対応策を曖昧にせず実施している施設は安心できます。私は福寿園「ひまわりの街」の施設長からそういった問題を相談され、またその対策を一緒に考えてほしいと伝えられ、真剣にその問題に対して向き合い、高齢者施設の緊急避難用担架を専門的に考え出しました。そこで生まれたのがこの「救馬」です。
通常の担架やストレッチャーでは2人で使用しますが、「救馬」は1人で移送することが可能です。その為、低推力で操作できる構造や、最速で組み立てて使用できる構造を発明しました。「救馬」はわずか15″で組立から移乗→脱出することが可能に作られています。
救馬は緊急避難用担架として災害時、より多くの人を迅速に安全な場所へ避難させることにコミットして創り上げた史上最速の避難用具です。
今後はより多くの建物や施設に備えて頂くことにより地域の安心・安全に寄与して参ります。